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2015.06.30
新聞の余白
週刊誌やマンガ雑誌、ポスターなどは、用紙の端ギリギリまで
写真や背景模様など、インクが塗られていますが、
新聞はなぜか、必ずページの四方、外周部分に余白があります。
なぜなんでしょう?
新聞の下の余白部分に小さな穴がいくつも開いていることにお気づきですか。
これは印刷された用紙を裁断して二つに折るときに針のついた機械に引っ掛けるために開いたものです。
同じく新聞の下の余白部分に4色の点が付いているのを見たことがありますか?
見たことの無い方は、今朝の新聞の下の方をよく見てみてください。ありましたか?
「そんなの無いよ」という方、その新聞はハズレです。
新聞の下の方にある4色の小さい点は、カラーの重なりを自動的に合わせるためにあるのです。
新聞のカラーはシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4つの色を合わせて印刷されています。
カラー面を作るということは、版画押しを4回行うようなものです。
この4つの版がズレないように微調整するために、下の方に4色の点があるのです。
ちなみに4色の小さい点は輪転機のシステム上、
カラー面の2部に1部にしかついていません。
(ハズレというのは「嘘」です(*^_^*))
点が無かった方は、明日の新聞も見てみてください。
(モノクロ1色の面にはこの点はありません)
お客様がご自分で学校新聞・広報新聞等を制作して印刷してもらおうという場合、
必ず新聞の外周部分に余白を残してください。
新聞の余白は、高速印刷を実現する輪転機にとって大切なスペースなのです。