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2016.03.04
日本いちバカな男の飼育日記 ⑦
めっきり春めいてきたこの頃。
男も体調が良くなったのか元気ハツラツ。
色々な物を齧り始める。
101歳ともなると、心臓が止まるのか
新聞を齧っている途中でも、食事中でも、排便中でも
その状態で寝る。
飼育員は動かないので不安になるが
少し経つと、鼾をかき始める。ヤレヤレ…。
男は若い時から、野球と相撲が好きだ。
テレビにくぎ付けとなる。
飼育者は巨人が好きだが、男の好みは阪神臭い。
しかし、男は眼が悪い。耳だけでテレビ観戦をする。
なのでひっきりなしに耳が動く。
男の耳は、短い。異様に短い。
一緒に隣同士でテレビを見ていると耳の動きで落ち着かない。
巨人が有利になってくると男は必ず動き回る。
そして、飼育者の後ろに回り粗相をする。
半端な量でない糞をスポーツ新聞の上に置き、テレビ観戦をやめて寝る。
11年付きあっても、この男の気持ちは未だに計り知れない。